本記事は、IIoT Timesの国際版より翻訳・転載しています。

シーメンスファイナンシャルサービス社は、インダストリー4.0の実現に必要な投資額を分析した報告書、“Industry 4.0: Rising to the Challenge” を発表した。同報告書によれば、世界でスマートファクトリー化を実現するためには、今後5年間で3,904億ドルの投資が必要となる。そのうち、アジア太平洋地域では1,613億ドルが必要とされる。同社は、過去の研究において、今後5~7年以内にインダストリー4.0の転換点(製造業の半数が、インダストリー4.0への移行を実現するタイミング)を迎えると予想している。

スウェーデンのHMSネットワークス社(HMS Networks)は、安全に、そして簡単に遠隔から工業機械にアクセスすることができるソリューションを発表した。同社のEwonソリューションが提供するデバイスを工業機械に接続することで、遠隔から機械にアクセスし作業を行うことができるため、渡航が制限されている地域、あるいは、汚染されていて危険な地域で稼働する機械を遠隔から操作するのに有用である。また同ソリューションは、ISO 27001およびSTAR認証を受けており、情報セキュリティ面でも安全なアクセスが可能となる。

ABIリサーチ社(ABI Research)は、新型コロナウィルスの影響が産業オートメーションに与える影響を分析した報告書を発表した。同報告書は、ウィルスの影響により、モバイルロボットを利用して除菌や監視、調査を行ったり、物資を輸送したりする需要は急激に高まっており、モバイルロボット市場規模は2021年に230億ドルに達すると予想する。また、輸送用の小型ドローン市場も2021年には4億1400万ドル、2030年には、100億ドル規模に達すると予想している。

カナダのエクリプスオートメーション社(Eclipse Automation Inc.)は、中国蘇州の瀚川智能(Harmontronics Automation)が全自動で生産するN95マスクの生産ラインシステムを北米で製造、販売、流通、委託、修正することに関する独占契約を締結したと発表した。両社は、生産設備をカナダに持ち込むための投資を開始しており、一ヵ月以内には生産を開始する予定。生産は瀚川智能の施設を利用するが、北米のニーズや仕様に合わせたカスタマイズが行われる予定となっている。

英国の下院は、中国政府とつながりのあるベンチャーファンドによる、英国のハイテク企業の乗っ取りについての緊急調査を始めると発表した。これは、最新のAIや通信技術を有するチップメーカー、英国のイマジネーションテクノロジー社(Imagination Technologies)の経営乗っ取りを意図して、中国政府とつながりのある取締役を専任しようとする動きがあったことに対するもの。今回の下院調査は、新型コロナウィルスの世界的流行に伴い活発化している中国による英国への投資に対する懸念を示している。